執筆者プロフィール・ガイド
寺下医学事務所代表:寺下謙三
「標準治療最新版」執筆ドクターの選抜:
名医紹介の類で「患者が選ぶ」「同僚の医師が選ぶ」「医療スタッフが明かす」などがありますが、患者は「見た目の優しさ」や性格で選ぶ傾向があります。医師は一般的にほかの医師を誉めずに批判的になりがちであり、医局や学閥を基準にして選んだり、利害関係を優先したりする可能性もありますし、医療スタッフは好き嫌いが混じりやすいなどがあります。私の医師選びの基準として、「複合基準を採用すること」と「同級生同窓生評価を中心に置く」ということに心がけています。
私の経験でも、学生時代に人の面倒をよくみたり、約束を必ず守っていた同級生は、今も信頼に足る臨床医であるし、学生時代にずるい部分があった同級生には、とても患者さんを紹介する気にはなれません。現在の地位からだけでは判断できないところが"医師選び"の困難なところです。
信頼できる医師像をわかりやすくまとめると「いかなることにも手を抜かない」「絶対にあきらめない」「過信してやりすぎない」の3つだと私は思っています。当たり前のことですが、厳しく実行するのはとても難しいことです。今回の執筆陣も、もちろんこの基準で選抜しています。
個人情報の利用の制限が話題になっているなか、執筆ドクターのご理解をいただき、ご覧のように写真と共に、趣味や診療モットーまで掲載していただきました。いざという時の病院受診の参考にしていただければ幸いです。